12/13 全校朝会
2018年12月13日 12時57分全校朝会で掃除についてのお話をしました。
始めに、落ち葉がいっぱい落ちている校庭を、自主的に掃除してくれている環境委員会の5・6年生と、4年生のみなさんの素晴らしい行動について紹介しました。
次に、タニサケという会社の社長さんである松岡浩(まつおかひろし)氏の講演記録『時を守り 場を清め 礼を正す』の中から、次のようなエピソードを紹介しました。
この社長さんは、朝6時半に出社して会社のトイレを掃除するということをずっと続けてきたそうです。今はやっていないそうです。「なあ~んだ、やめちゃったのか。」と思うかもしれませんが、そうではありません。長年トイレ掃除を続けているうちに、社員の方が「私たちにもやらせてください。」と言って、させてもらえなくなったので、今は会社周辺のごみ拾いを続けているそうです。そして、社長さんにならって社員さんが早く来てトイレ以外も朝掃除をするので、会社や工場がいつもきれいなんだそうです。それだけでなく、社員のみなさんがとても気の付く優しい人になるそうです。だから、その会社は、みんなが協力してアイデアを出し合い、一生懸命働いて業績を上げる、つまり儲かっているそうです。 |
そして、この講演記録の中から、タレントで映画監督である北野たけし(ビートたけし)さんのエピソードを紹介しました。そのエピソードとは、ビートたけしさんが若い頃、師匠に「トイレをきれいに掃除しろ」と言われて、使ったトイレが汚れていたら、きれいに掃除することをずっと続けているというものです。そして、トイレットペーパーがないときには、素手で汚れをふき取るそうです。今でも続けているそうです。たけしさんは、こうも言っています。「自分は才能があるとは思わないのに、なぜかもてはやされる。何をやっても、それが評価を受けるのは、もしかしてトイレ掃除のせいかもしれない」
最後に、まとめとしてこんなお話をしました。
一生懸命掃除をする人は、大人になったら一生懸命仕事を頑張れる人になれると思います。掃除のときに、なるべく楽をして働こうとしない人は、怠け者になるための修行をしている人かもしれません。どちらが幸せな人生を送ることができるか想像ができますよね。掃除は、体も心も磨く大切な活動です。自分の人生をよりよいものにするためによく考えて取り組んでください。 |
子どもたちは、真剣に聴いてくれていたように思います。子どもたちの「生きる力」を育てるために、少しでも役立てばと思います。